オンラインギャンブルの検索トレンド

一年間にわたるグーグル検索で、最も検索されたトピックを振り返ることのは毎年注目されています。グーグル検索をする人が最初に思い浮かべることは一体何なのか?を知ることは、想像よりもとても面白いんですよ。

グーグル検索を分析することは、本質的に、現在の文明の状態を見ることだとも言えますね。今の社会で生きることは、どのようなものか知りたくありませんか?もしそうなら、グーグル検索結果をそっとのぞいてみましょう!

そこで、昨年のグーグル検索結果について調べたところ、「ギャンブル」関連のトピックの検索が劇的に増えていることがわかりました。昨年どれほど多くの人々がギャンブルについての情報をなんらかの形で探していたか見ると、きっと驚かれると思います。

とはいえ、昨年おギャンブルビジネスは、ほとんどの他の産業と同様、新型コロナウイルスの余波で低迷していました。しかしやっと現在、上昇の兆しが見えてきたところです。結果として、新型コロナウイルス感染拡大は、かつてない多数の新しい賭け手、ゲーマー、ギャンブラーをインターネットに引き込むことになったのです。

つまり、世界中の大多数の人々の間で、ある一つの「傾向」が浮き上がりました。それは、新型コロナウイルス感染によって、人々がさらにインターネットへ依存するようになり、インターネットは人々の関心に応えるもの、不安を慰めるもの、次に何をするべきかのガイドとなるものとして広まっていったのです。

これが「新生活様式」への巨大なシフトをもたらし、人々はオンラインで行動やルーティンを済ませざる得ない状況になり、ギャンブル産業の新しい「トレンド」を作り出すことにもつながったのです。

「ギャンブル」「スポーツ」「テレビゲーム」が昨年のグーグル検索で大きなパーセンテージを占めているという報告は、ギャンブル業界が不況にあっても、飛躍的な拡大を続けていくことを示すポジティブな兆候といえます。

また、ギャンブル産業に関するキーワードのトレンドに注視することも、翌年の大流行トレンドを予測できるので、ギャンブル企業にとってかなり重要です。翌年、マーケットが総体的にどのような動向を示すのかを見通し、マーケティングコンテンツ戦略に利用することができます。

2020年に明確になってきたウェブ検索の上位トレンドには、以下のようなものがあります。

・ロックダウンにもかかわらず、依然として「スポーツ」は人気と集客力を維持している。

・引き続き「オンラインギャンブル」への移行がみられる。特にオンラインポーカーに関しては人気が急上昇している。

・FPSゲームのValorantは、快進撃を続け、2020年の検索用語ランキング第2位まで登り詰め、販売額も増大している。

ではここで疑問なのですが、一体なぜギャンブルビジネスは、マーケティングコンテンツ戦略の一環として、翻訳やローカリゼーションに力を注ぐことになったのでしょうか?

昨今のロックダウン中、あらゆるスポーツイベントが半減した(さらにはいくつかのリーグは無観客でのプレーを強いられた)にもかかわらず、スポーツの魅力に変化はありませんでした。拡大し続けるデジタル世界の中で、スポーツは結局、最も人気のあるレジャー活動のひとつとして定着しています。

SEMrush社によると、2020年のスポーツイベントに関して最も検索されたキーワードは「チャンピオンズリーグ」で、グーグルの月間最大検索量によると、なんと6800万回も検索されています。

現在、さらなる感染拡大に直面する中、ギャンブルビジネスは、カジノ店舗型営業からオンラインギャンブルへの遷移が避けられないものになっているのです。

また、感染対策措置のため、建物内でのカジノ営業が閉鎖している中、オンラインギャンブル部門は、2019年から2020年にかけ13.2パーセント成長しています。従来のゲーミング習慣を維持する新たな方法を発見した新顧客層からの人気をうまく引き寄せています。

また、「ギャンブル」についての検索がグーグルのカテゴリ全検索結果の5パーセントを占めているという報告からも、さらにその人気の高さが伺えますね。

さらに日本国内では、新型コロナウイルス感染拡大の最中、次のようなギャンブル関連用語の検索量が年々著しく増加しています。

  • バーチャルグランドナショナル(障害競馬)
  • 多人数のオンラインポーカー
  • オンラインスロットゲーム
  • eスポーツ賭博サイト
  • スロット
  • オンラインテーブルゲーム
  • バーチャルサッカー
  • 安全なオンラインカジノ
  • オンラインカジノの賭け方
  • カジノゲーム
  • バーチャルスポーツ
  • ブラックジャックオンラインカジノ

昨年、ギャンブラーが年中プレーを楽しんでいた「Livescore」が5850万件も検索されていることは、さらにその強い証拠といえるでしょう。